オイスカ・インターナショナル(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)は、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立されました。本部を日本に置き、現在34の国と地域に組織を持つ国際NGOです。
公益財団法人オイスカ(以下、オイスカ)は、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動によって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。特に、人材育成に力を入れ、各国の青年が地域のリーダーとなれるよう研修を行っています。オイスカの研修を修了した各国の青年は、それぞれの国で農村開発に取り組んでいます。国内では、農林業体験やセミナー開催などを通しての啓発活動や、植林および森林整備による環境保全活動を展開しています。
2011年3月11日、東日本大震災がおこりました。押し寄せた津波は、途方もない範囲で海岸のクロマツをなぎ倒し、子どもの頃から親しんだ、ふるさとの景色を奪いました。これまで海の潮や風から暮らしを守ってくれたクロマツも、津波には勝てませんでした。それでも、残された被災地住民の心に、しっかりと刻まれたあの景色。「次の世代にも残したい」。震災後、そう願う人が、ひとり、ふたりと、現れました。そして、オイスカは活動のひとつとして、東日本大震災復興支援として、その願いをかなえたいと、海岸林再生を支援することとなりました。
日本が経済成長の只中にあり、国際協力という言葉が一般的でなかった1961年に誕生したオイスカ。それ以来、アジアを中心とした各国で、日本の農業技術を通じた開発協力を続けています。各国の農業を担う人材を育てるために国内外に研修センターを擁し、毎年多くの人材が世界中に羽ばたいている日本で有名な団体のひとつです。
理事長 中野利弘
所在地 | 168 - 0063 東京都 杉並区和泉2-17-5 |
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連絡先 | 03 - 3322 - 5161 / oisca@oisca.org (担当者:林 久美子) |
設立年月日 | 1961 年 10 月 |
活動エリア | 宮城県名取市…震災復興支援「海岸林再生プロジェクト」 世界34の国と地域…オイスカ活動地 |
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