NPO法人オンザロードは、インドやジャマイカなど海外で、子どもたちが無料で通える学校の建設作業、運営、支援、またそれに伴う作業ボランティアの募集を行ってきましたが、この度の大震災を受け、今までのスキルを活かすべく震災復興支援を始めました。4月からは宮城県石巻市、牡鹿郡女川町の支援のため、ボランティアビレッジを設立し、滞在拠点として、常時100〜250人のボランティアが常駐し15チーム組織を形成。9月30日までに延べ15,000人を受け入れてきました。被災者支援だけでなく、ボランティアにも活動機会を提供することで、明確な目的意識を持って取り組んでもらうことにより、今後、個々の社会活動としても継続してもらいたいと考えています。作業内容は、泥かき、炊き出しから始まり、避難所のサポートと連携した仮設住宅への引越し・運搬サポート、店舗の営業再開サポート、情報の伝達など生活の自立にむけた支援など、被災者の随時ニーズに合った、継続的かつ迅速的な生活再建支援を行ってきました。
主な活動実績(〜9月30日)
・参加ボランティア延べ人数:14,928人
・家の片付け件数:1,054件
・清掃した側溝の距離:54,896m
・営業開始した店舗:29軒
・引越しのお手伝い:746 件
さらに、多岐に渡る活動を展開し、宮城県、福島県、和歌山県の被災者と連携団体が一丸となり、地域に根差した復興支援を各所で行っていきます。生活再建支援・地元経済の復興支援に注力し、地元の方々が自身で自立再建を行えるような街づくりを推進していきます。さらに、担当地区を明確に持ち生活再建活動を継続することで、地域密着型の活動から更に細かなニーズを拾い上げ、一日も早い地域復興・生活再建を目指しています。