「サッカーを通して子どもたちに"心のつながり"を伝えたい」
レポート#07 城 彰二(じょう しょうじ)
サッカー解説者
(プロフィール)
1975年北海道生まれ。鹿児島実業高校を卒業後、ジェフユナイテッド市原に入団し、プロサッカー選手に。多数の国内クラブチーム、スペインのバリャドリードでも活躍。日本代表として、96年アトランタ五輪、98年W杯に出場。2006年に現役引退後、サッカー解説者に。現在、JFAアンバサダー、Jリーグ百年構想メッセンジャー、キリンビバレッジ サッカースーパーバイザーを務める。
- ―これまでどのようなチャリティをされたことがありますか。
-
チャイルドラインの活動に賛同して、チャイルドラインが開催する絵馬展に参加したり、少年サッカー大会で冊子を配ったりして、チャイルドラインの認知度を高めるための活動をしています。
僕は小学生のときに、いじめを受けた経験があるんです。幸い僕の場合は親と話す機会がたくさんあり、親や友達が助けてくれたので克服することができました。ですから、いじめられたりつらいことがあるのに、親に話せない、誰にも相談できないという子どもの気持ちがわかる気がするんです。特に今は、共働きの家庭が増えていて、学校で起きたことをすぐ話せない環境の子どもがたくさんいますよね。学校の話も深刻な悩みも、何でも話せるチャイルドラインは、子どもたちの心の支えとして貴重な存在だと思います。まず、全都道府県にしっかりあることが必要だと思うし、その存在を子どもたちに知らせることも大切だと思い、活動に参加しています。 - ―今後はどんなチャリティ活動をしたいですか。
- 僕は小さい頃からサッカー一本でやってきたので、サッカーを通した活動ができればと考えています。サッカーや野球はもちろん、ゴルフやテニスも、ひとりではプレイできません。スポーツはかならず、誰かの支援があって、誰かとつながってはじめて、いい結果が生まれるものなんです。特にサッカーはわかりやすくて、チームみんなで助け合わないと、ひとつのボールを相手のゴールに入れることはできませんよね。ですからサッカーは、人を助けたり助けてもらったりすることの大切さなど、人と人との心のつながりについて子どもたちに伝えやすいと思うんです。それを僕がサッカー教室に来てくれた子どもたちにしっかり伝えて、またその子どもたちが学校や地域の友達に話してくれることで、チャイルドラインの認知が広がればと思っています。今後は全国に足を運んで、実際に子どもたちに会って話して、もっともっと認知度を高めていきたい。いろいろな方、いろいろな企業が支援していますが、僕は率直に言ってまだまだ認知度が足りないと思っています。
- ―あなたにとってのチャリティを漢字一字で表現してください。
- 「愛」、これは僕が現役中から大切にしてきた言葉です。サッカー教室でも、子どもたちによく「ボールとお友達になりなさい」と話します。サッカーでも何でも、何かを好きになって始めてみると、目標に到達するまでの道のりにはいろいろな困難がありますよね。でも愛があれば乗り越えられる。愛がなかったら、どんな作業もただこなすだけで終わってしまって、自分の身につかないと思うんです。これは僕がサッカーを通じて学んだとても大きなことですね。人間関係でも愛情がなければ伝わらないですし、勉強だって同じだと思います。僕のチャリティ活動も、サッカーへの愛、子どもたちへの愛を持ち続けて、活動の輪がさらに大きく広がるように努力していきたいと思います。
- ―これからチャリティ活動に参加される方に一言お願いします。
- まずは始めてみてください。どんな形でも、始めたことは絶対ムダにはなりませんから。活動に参加する人が増えることで、子どもたちや未来のためにできることが増えます。小さなことでも、たくさんの人が長く続ければ、とても大きなものになる。みんなの力がひとつにならなければ、状況はなかなか変わらないと思うんです。
- ―あなたが世の中にできるイイコト宣言をしてください。
-
サッカーを通じて、子どもたちに人と人との心のつながりを伝えることを続けていきたいと思います。
人生でもサッカーでも、いいときがあれば悪いときもありますが、悪いときを救ってくれるは、人と人との心のつながりだと思います。チャイルドラインには、人を救う心のつながりがある。僕にはまだ幼い子どもがいますから、こういう優れた活動がこれからずっと続いてほしい。僕も、支援活動をがんばって一生続けていきたいと思っています。
Photo:浅野カズヤ Text:柏木亜衣
チャリティ・プラットフォームも、チャイルドライン支援センターを応援しています!!
*特定非営利活動法人チャイルドライン支援センター*
http://www2.charity-platform.com/navi_view.php?id=440
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