私のチャリティ体験

「チャリティは"夢"を実現する手段。気軽に参加するには、チャリティ・プラットフォームがいい入口」

レポート#05 村尾 信尚(むらお のぶたか)
関西学院大学教授
NEWS ZERO(日本テレビ系列)メインキャスター

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―これまでどのようなチャリティをされたことがありますか。
私は市民活動を始めたことがあるんです。それはWHY NOT という任意の市民団体を作ったんですね。その団体は何をしていたかというと、"選挙公約"。これは今までは政治家が作って、有権者がそれを受け身に聞いていたんですが、私は逆に有権者が選挙公約を作って、そして立候補者にそれを突き付けようという団体なんです。
私たちは税金を払うわけですから、その見返りとしてこういうことをやってください、という契約書を作ろうという。
"WHY NOT" は英語で「なぜ出来ないの?やってみようよ」という意味なのですが、そういう市民活動団体を作って活動をしていたこともありますし、それから、チャリティ・寄付活動ということだとすると、これは私も今NEWS ZEROのキャスターをやっていますので、ニュースの取材にいくことも多いんです。その中で、例えば今年、中国の四川で大地震がありましたけれども、その大地震の取材に行って、本当ひどい状況でした。そういう中国の四川の皆さんに対して、寄付活動をやってみたり、それから、岩手・宮城で内陸地震でも、寄付させていただきましたし、それから、先月9月にミャンマー国境、タイとミャンマーの国境の所に、メータオクリニックという小さな病院があって、そこはミャンマーから逃げてきた人を無料で治療しているクリニックなんですが、そのところも取材させていただいて、非常に感銘を受けて、そこにも寄付しているという状況です。
―今後はどんなチャリティ活動をしたいですか。
チャリティは私なりにやらしてもらっているので、これは引き続きやっていこうと思うんですが、ひとつ痛感するのは、個人のみなさんがチャリティ活動をやっていく時に、社会全体としてそれを支える仕組み作りが僕は必要だと思うんですよね。
例えば、個人のみなさんがそういう寄付金をやる時に、税制面で今以上に優遇できるような仕組みを作れないのか、もう少しチャリティ活動を個人がやろうとした時に、社会全体で、国全体で、もう少しやりやすい雰囲気を、土壌を日本に作っていけたらいいなと。だから今度はこういうことについても関心を持って、またできれば活動もこっちの方面で関われればいいなというふうに思っています。
―あなたにとってのチャリティを漢字一字で表現してください。
「夢」です。
やはり日頃僕たちは、仕事だとか暮らしに追われているんだけれども、やっぱり社会のために役に立ちたい、他人のために何かできることはないかなって、常にみんな抱いていると思うんですよね。そういう夢を実現できる私は手段がチャリティだと思うんですね。だからやっぱり、夢を実現するものとしてのチャリティ活動、僕はそんな捉え方をしてもいいのかなというふうに考えています。
―これからチャリティ活動に参加される方に一言お願いします。
例えば内閣の世論調査を見ると、世の中の役に立ちたいと思っている人はいっぱいいるんですよ。けれど、たぶんこれをご覧になっている皆さんもそうだと思うんですけれど、どうやったら自分は社会に貢献できるのか、どうやったら他人のために役に立てるのか、わからない人が多いと思うんです。私はそのひとつのきっかけとして、このチャリティ・プラットフォームというのは良い場を与えてくれていると思うんですが、一度こういうところに参加してみて、社会貢献できるってことがどんなに素晴らしいことなのか、一回ちょっとやってみるといいと思います。まず一回ラインを踏み越えると、あとはトントントントンといっちゃう。私の経験からしますとそうなんです。そういう願いを持っている人が多い昨今、どうやってまず入ってくるのかというと、ここは勇気を持って一歩踏み出すことが必要で、そのために今回のこのチャリティ・プラットフォームというのは非常にハードルが低いですから、簡単に一歩踏み出せると思いますね。ですから、こういうところから入っていくのもひとつの方法かなというふうに思っています。
―あなたが世の中にできるイイコト宣言をしてください。
「無理をしないでイイコトを」ということなんですが、私もいろんな場で社会貢献してきたと自分では考えていますが、いつも痛感するのは、これを非常に無理をしながら、自己犠牲を強いられながらやると長続きしません。やはり自然体で、無理をしないで社会貢献できる、これが一番長続きする、また長続きする事がものすごく大切な事なんです。そういう意味では、やはり自分のできる範囲内で、あるいは楽しみながら、無理をしないでイイコトをやっていこうというふうに思っています。