チャリナビ - Charity NAVI

120330
120604

団体概要

オイスカ・インターナショナル(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)は、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立されました。本部を日本に置き、現在34の国と地域に組織を持つ国際NGOです。

 公益財団法人オイスカ(以下、オイスカ)は、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動によって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開しています。特に、人材育成に力を入れ、各国の青年が地域のリーダーとなれるよう研修を行っています。オイスカの研修を修了した各国の青年は、それぞれの国で農村開発に取り組んでいます。国内では、農林業体験やセミナー開催などを通しての啓発活動や、植林および森林整備による環境保全活動を展開しています。

 2011年3月11日、東日本大震災がおこりました。押し寄せた津波は、途方もない範囲で海岸のクロマツをなぎ倒し、子どもの頃から親しんだ、ふるさとの景色を奪いました。これまで海の潮や風から暮らしを守ってくれたクロマツも、津波には勝てませんでした。それでも、残された被災地住民の心に、しっかりと刻まれたあの景色。「次の世代にも残したい」。震災後、そう願う人が、ひとり、ふたりと、現れました。そして、オイスカは活動のひとつとして、東日本大震災復興支援として、その願いをかなえたいと、海岸林再生を支援することとなりました。

チャリプラからのオススメコメント

日本が経済成長の只中にあり、国際協力という言葉が一般的でなかった1961年に誕生したオイスカ。それ以来、アジアを中心とした各国で、日本の農業技術を通じた開発協力を続けています。各国の農業を担う人材を育てるために国内外に研修センターを擁し、毎年多くの人材が世界中に羽ばたいている日本で有名な団体のひとつです。

代表者からのメッセージ

130807yoshida

理事長 中野利弘

 仙台平野一帯では、伊達政宗の時代(約400年前)より海岸林が造成され、その甲斐あって荒廃地が農地に変わり、飛砂や塩害、強風や高潮から人々は守られてきました。また名取市では、昭和30年代に住民や学校の生徒らによる植林も積極的に行われ、植林コンテストで受賞したこともあります。

 しかし東日本大震災による津波により、被災地全域で約3,600ヘクタールの海岸林が被害を受けました(林野庁調べ)。とくに宮城県はその大半の約1,753ヘクタールを占めており、海岸林の再生には600万本以上(オイスカ試算)の苗木の供給が必要とされています。

 今回の震災の後、名取市の海岸林周辺に居住していて被災した住民の中から、「自分たちの手でもう一度、海岸林を再生させたい」という声があがりました。

 海岸林の再生に向けた道のりは、まずクロマツの苗木を育てるところから始まります。そこで被災地住民の有志による苗木生産グループ「名取市海岸林再生の会」が結成されました。そのメンバーこそが「クロマツお助け隊」の現場実行部隊です。メンバーの中には、津波による壊滅的な被害で、農産物をつくることが困難になった農家の人もいます。クロマツの苗木を育てることは、被災地住民の収入確保の一手段にもなります。

 公益財団法人オイスカは、「名取市海岸林再生の会」を中心とした海岸林再生への取り組みを全面的にサポートしていきます。

 このプロジェクトは、10年間計画で実行いたします。苗木を育てたのちには、植林や下草刈り、海岸清掃など、全国の皆さんの手を必要とする時期が来ることも想定しており、行政・林業事業体・専門家と協議を繰り返し、国内・海外の一般市民・団体・企業等とともに、海岸林の再生にむけて長期的な復興に取り組みます。

団体情報

所在地 168 - 0063 東京都 杉並区和泉2-17-5
連絡先 03 - 3322 - 5161 / oisca@oisca.org
(担当者:林 久美子)
設立年月日 1961 年 10 月
活動エリア 宮城県名取市…震災復興支援「海岸林再生プロジェクト」 世界34の国と地域…オイスカ活動地