チャリナビ - Charity NAVI

特定非営利活動法人
環境市民

自然をまもる/ 資源・エネルギーを考える


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エコトレ三線同時発車小

団体概要

すべての生きもの・人々が、いつまでもいきいきと暮らせる社会・生活を望んでいます。環境を大切に思う人が集い、環境問題に対して多方面から総合的に取り組んでいます。誰もが参加できる気軽さと、行政や企業などへの提言できる専門性を兼ね備え、日本の環境活動をリードしていきます。

チャリプラからのオススメコメント

「今できることをやる」から一歩踏み出し、できないとおもわれていることにチャレンジし続けている環境市民。環境市民が公表するグリーンコンシューマー・ガイドブックでは、市民が日常的に手にする商品がどのように作られ、使用・廃棄された時に環境にどんな影響を与えるかを評価しています。この団体の最大の魅力は、こうした環境に関する情報を、誰にでもわかりやすい言葉で発信していることです。

代表者からのメッセージ

稻ワ

代表理事 杦本育生

環境市民は、持続可能で豊かな社会・生活の実現をビジョンに掲げ、環境に関するひとつの問題だけにとらわれずに、複合的かつ社会に影響を与えるような先進的な活動を実践している団体です。

 1990年に環境活動・環境問題に関心を寄せている人たちや、大学教授・専門家等十数名が集まり、「今までのNGOにはなかった環境NGOを立ち上げよう」という話が持ち上がりました。今までにないNGOとは何かという議論を重ねる中で、それは単一課題だけではなく、複合的に活動できる組織であり、社会的に影響力のある組織であり、誰もが気軽に参加できるボランティア組織であり、その活動基盤を支えるスタッフや事務所をしっかりと構えている組織だということにまとまりました。
 1992年7月、約100名を集める中で「環境市民基金設立準備会」の設立総会を開催し、環境市民をスタートしました。

 活動内容としては、ビジョンに基づくミッションに従って、“今、何をすべきか?”ということを軸に考えています。多くの環境活動は、今できることをやっていくという形がほとんどだと思います。しかし、環境市民においては、今できることをやっていくことも大切だけれども、既存の概念に縛られ、それはできないと思われていることにチャレンジしてみる、ということに力を注いできました。これまでの環境活動と大きく違う点はこのチャレンジする精神ではないでしょうか?

 その中で豊かなライフスタイルを創造するための活動として、「グリーンコンシューマー活動」に取り組みました。この活動は、1988年にイギリスで始まった新しい市民の環境行動のスタイルです。『グリーンコンシューマー・ガイド』というガイドブックが発行され、それにはイギリスの人たちが日常的に購入し利用する商品が、どこでどのように作られ、使用時や廃棄後、どのような環境影響を与えているか等を紹介し、どの店が環境対策に熱心なのかを調査し、その結果を5つ星満点で評価しています。このガイドの発行により、消費者が日常の買い物において、無理なく合理的にエコ行動ができるようになりました。

 この手法を取り入れ、1991年に京都市内の全スーパー 204店の環境対策や環境に配慮した商品の品揃えを調べ、日本初のグリーンコンシューマー・ガイドである『買い物ガイド・この店が環境にいい』を発行しました。これが大きな反響を呼び、その後全国の他の団体と協力して、『地球にやさしい買い物ガイド』、『グリーンコンシューマーになる買い物ガイド』を発行する運びとなり、やがては自治体や企業にグリーンコンシューマー活動として広がりを見せていきました。

 また、エコシティを創るというミッションを基に行っている「環境首都コンテスト」は、ドイツで自治体間に環境政策の「戦略としての競争」を促した活動を学び、“日本のフライブルグを創ろう”をスローガンに始めた活動です。ドイツをはじめヨーロッパ諸国の環境政策、国内の先進事例を調査し、2000年に各地の活発な環境NGOに呼び掛け、「環境首都コンテスト全国ネットワーク」を結成し、勉強会を重ね、コンテストの質問票作りを開始しました。2001年から実際のコンテストを実施し、現在、大小約70の自治体に参加していただいています。自治体同士、自治体とNGO、持続可能な住みやすい環境作りという共通の目標を持ったもの同士、垣根を越えた信頼のある関係ができ、多くの自治体で環境を大切にしたまちづくりが大きく加速しました。

 さらに、自治体や企業とのパートナーシップ活動として、受け身の取り組みではなく、社会を変える活動をNGOから企画提案する形で行っています。例えば、2008年12月~2009年7月まで、阪急電鉄と協働でエコトレインを運行しています。沿線の行政や市民・企業等とも連携することで、市民・行政・企業のパートナーシップによる環境に配慮した持続可能なまちづくりを推進するきっかけ作りの活動です。電車の先頭車両のデザインを変え、さらに車内広告ポスターも、地球温暖化の実態や防止行動を訴えるもの、沿線自治体や協賛企業の環境活動に関するものばかりを掲出しています。この活動は企業とNGO、そして行政がパートナーシップを組めばこのようなことも可能になるという実例だと思います。

 さらに、企業のCSR活動は一般的にあまり知られていないという状況を改善し、市民の視点から見た日本のいい企業を評価していくというプロジェクトを推進していきたいと考えています。今後の企業活動は環境や社会との共生抜きには考えられない時代です。ひいてはCSRが学生の会社選びの対象になったり、投資家の会社選びの対象になったりする時代がやってくると思っています。

 今まで述べてきたように、これらのプロジェクトや活動は、NGOでは到底無理だろうと考えてチャレンジしなかったことを、可能になるようにやってみたものです。それによって想像していた以上の効果が生まれたというものがたくさんあります。確かに一筋縄ではいかないものばかりですが、チャレンジすることの価値の高さを実感しますし、社会を変えることは可能であるという実感もあります。今後もさらにチャレンジする心を忘れずに、理念・ミッションに沿った活動を継続していきたいと考えています。

団体情報

所在地 606 - 0934 京都府 京都市中京区麩屋町通り二条下る225 第二ふや町ビル405
連絡先 075 - 211 - 3521 / life@kankyoshimin.org
(担当者:有川 真理子)
設立年月日 1992 年 7 月
活動エリア 京都を中心とする全国