チャリナビ - Charity NAVI

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団体概要

市民の力により児童労働をなくすため、ACEは、知らせる・つなげる・働きかける・機会を提供する、を中心に活動をしています。子どもの幸せを一番に考え、もともと持っている種(個性)から、自分らしさの花をさかせる(表現できる)ように、社会全体を「子どもにやさしい社会」にしていくこと、またそのために「行動する市民」を日本の中でも増やしていくこと、子どもが笑顔でいられる社会を目指しています。

チャリプラからのオススメコメント

「子供が笑顔でいられる社会」をめざし、児童労働の撲滅に取り組むACE。児童労働に特化し、現地プロジェクトから政府・企業・市民に対してのアドボカシー活動まで、幅広く活動しています。大手NGOや連合なども参加する「児童労働ネットワーク」の事務局を任されるなど、同分野に取り組む他団体からの信頼も厚いです。

代表者からのメッセージ

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代表 岩附 由香

 ACEは、児童労働のない、子どもたちが笑顔でいられる社会の実現のため、国際協力とアドボカシー活動を行っている団体です。

 私が児童労働の問題に関心を持ったのは、留学していたアメリカから日本へ帰る途中、メキシコに立ち寄った時の出来事がきっかけでした。まだ小さな子どもが私に「お金ちょうだい」とせがんできたのです。その後、児童労働に興味を持ち本を読み進めていくうちに、どうやら世界では子どもたち全員に教育を与えましょうという宣言が採択されている、しかし一方、現実では働いている子どもが多いということがわかってきました。世界は自分が考えていたほど良い状況ではないことを、知ったのです。

 そこでこの児童労働の問題についてもっと知見を深めようと、大阪の大学院に進学し、そこで国際子ども権利センターというNGOに出会いました。そこでインドの児童労働問題について教えていただく中で、グローバルマーチが行われることを知ったのです。このグローバルマーチとは、「児童労働に反対するグローバルマーチ」という名称で、世界110ヵ国以上、1,000 団体以上が協力し、一般市民を含め、五大陸、8 万キロの距離を児童労働の廃絶を訴えて6ヶ月歩き続けた運動です。グローバルマーチは児童労働の実態を世の中に知らせるいいチャンスです。しかし、日本の既存の団体はどこも主体的にこの活動を行う様子がなかったため、とにかく児童労働の現実を知らせなくてはならないという強い想いに駆られ、1997年に現在事務局長を務める白木朋子などに声をかけ、5人の学生で期間限定のNGOとしてACEを設立しました。

 ACEとして1998年5月に東京と大阪で「グローバルマーチin Japan」を実施。その後も、ジュネーブのマーチに参加し、ILO(国際労働機関)総会も傍聴する機会を得ました。本当は解散する予定でしたがそのまま時が過ぎ、細々と活動を続けていましたが、2002年から2003年にワールドカップキャンペーンというサッカーボールの児童労働問題を伝える活動で大きな手ごたえがあり、法人化をめざし、2005年にNPO法人となりました。

 現在ACEでは、児童労働の撤廃と予防というふたつの観点から、国際協力活動と、政府・企業・市民に対してのアドボカシー活動という2つの大きな柱を立てています。

 まず国際協力では、インドで「子どもにやさしい村」プロジェクトとして、児童労働をなくして子どもたちが教育を受けられるための支援を現地のNGOとパートナーシップを組んで行っています。

 またもうひとつの国際協力活動として、コットン産業(インド)とカカオ産業(ガーナ)における児童労働の実態調査を現在(2008年)行っており、今後プロジェクトを立ち上げる予定です。

 アドボカシー活動の面においては、チャリティフットサル大会、講演会・ワークショップ、児童労働を知る教材の開発など、市民が児童労働を知り、行動するきっかけ作りのための「啓発事業」、そして企業に働きかけCSR(企業の社会的責任)として児童労働の予防を促進する活動や、2008年G8サミットNGOフォーラムでの政府への提言など、国や企業に気づきと行動を促す「政策提言事業」、さらに、毎年事務局として活動している「児童労働反対世界デー・キャンペーン」他、同じ目的を持つ他団体とのつながりによって、より大きなパワーやアクションを生み出す「ネットワーク事業」に取り組んでいます。

 特に企業のCSRに働きかける「CSRプロジェクト」では、社会貢献の一環としての取り組みだけではなく、本業の中でどのように児童労働の問題や人権問題を取り組んでいくかということを、企業の全体構造に関与しながら取り組んで結果を出していくことを積極的に行いたいと考えています。表面的な関わり合いではなく、根本的な解決を目指して取り組んでいるということが、他団体にはないACE独自の活動のあり方だと考えています。

 いずれにしても、ACEが目指すビジョンは、子どもたちひとりひとりが持つ種(自分らしさ)を、思いっきり開花(自己表現)させ、笑顔あふれる社会環境にしていくことです。

 以前フィリピンで働いていて、NGOと出会って大学に進んだある女の子が言いました。「私が教育を受けることができなかったら、自分に何ができるのか、どんな可能性があるのかということすらわからなかった。教育がなかったら、今の自分はいなかった」と。

 現在でもおよそ2億1800万人が児童労働に就かされているという現実があります。アドボカシー活動と、現地における国際協力活動の両側面をさらに強化し、ミッションの実現に向けて進んでいくために、ひとりでも多くの方の継続的な支援や協力をいただき、市民の皆さんと共に行動していきたいと考えています。また児童労働をなくしたいという想いを共有できる企業や団体のみなさんとの協働も実現していきたいと考えています。

団体情報

所在地 110 - 0015 東京都 台東区東上野1-6-4 あつきビル3F
連絡先 03 - 3835 - 7555 / info@acejapan.org
(担当者:坂口 志保)
設立年月日 1997 年 12 月
活動エリア 日本、インド、ガーナ