チャリナビ - Charity NAVI

特定非営利活動法人
フリースクール全国ネットワーク

NPO・NGOをささえる/ 人権をまもる/ 子どもをささえる/ 教育を考える


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団体概要

子ども中心の理念に立って、運営するフリースクール、子どもの居場所、ホームエデュケーションネットワークなど団体が連携・協力・交流し、新しい学び・成長の場の可能性や教育選択の多様化を進める事業をしています。子どもが幸せに生きられる社会づくりの助けになることを望んでいます。

チャリプラからのオススメコメント

北海道から沖縄まで、全国に存在するフリースクールのうち約70団体が加盟する日本最大のフリースクール全国ネットワーク。各地のフリースクールが協働でイベントを開催するほか、国際交流活動や調査研究活動も行っています。また、フリースクールに通う子供たちが自己を肯定してのびのびと育っていけるように、教育の場としてフリースクールの存在意義がさらに認知されるように、法律や制度改正の呼び掛けにも力を入れている団体です。

代表者からのメッセージ

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代表理事 奥地圭子・増田良枝

 フリースクール全国ネットワークは、全国に展開している団体が連携・協力・交流し、子どもたちが幸せに生きられる社会環境づくりを形成していくことを目的とした団体です。

 団体の設立は、2001年2月。そのきっかけとなったのは、2000年に開催された世界フリースクール大会を日本で開催したことです。日本で開催することになった背景には、ある男の子の存在があります。彼は、海外で行われた世界フリースクール大会で、自分たちで学びを作っていく自由な雰囲気、押し付けではない子ども中心の活動に心打たれ、感動して帰ってきました。その感動を他の人たちにも味わって欲しい、という熱い想いで周囲を説得。とりあえず、1度体験してみようということになり、1999年のイギリスで行われた世界大会に20名ほどが行くことになりました。その20名も同じように心打たれる結果となり、次の世界大会の決める場で日本チームが「日本でやりたい!」と挙手して決定しました。ひとりの男の子の生き生きとした情熱が形にしたものなのです。

 世界では、その意義や認知度が高いフリースクールも、日本では社会から距離をとっている子どもたちが通う場所、という後ろめたいレッテルが貼られ、マイナスイメージが先行していました。しかし、この2000年の世界フリースクール大会をきっかけに、日本でもその意義が再認識され、気運が盛り上がり、日本国内においてもネットワークが欲しい、ということで団体設立という運びになりました。8月には、NPO法人としての認可も受け、資金難ながら多くの人たちの協力のもと、さまざまな活動を行っています。

 活動内容としては、子どもたちの実行委員会を中心に「フリースクールフェスティバル」や「全国子ども交流合宿」等の交流イベントの企画・運営、同時に不登校の子どもを持つ親にも、不登校を考えるシンポジウムや合宿の企画・運営に協力、また子どもたちの気持ちがわかるフリースクールスタッフの養成・研修の実施、そして、世界フリースクール大会への参加ツアーなどの国際交流、フリースクールの社会的基盤整備を目指しての調査研究・政策提言、ホームページやニュースレターでフリースクールの様子、助成金の呼びかけ、イベント情報などさまざまなネットワークを通じた情報発信を行っています。

 日本におけるフリースクールの役割は、主として、不登校の子どもたちを支える場、子どもたちの居場所であり、不登校の子どもを持つ親の居場所ともなっています。日本の教育システムから距離をとっている子どもたちの受け入れ口になっています。教育というものは本来、多種多様な選択肢があっていいのではないかと思います。人にはそれぞれ個性があります。スポーツが得意な子、お料理が上手な子、絵がうまい子、歌がうまい子、楽器が好きな子、ゲームが得意な子…これらは、すべて個性です。個性であると同時に、将来への可能性です。そうした個性を認め合うことで居場所ができ、コミュニケーションが生まれ、個の尊重につながるのです。ネットワークを通して、彼らの学ぶ権利を支えていきたいと思います。

 しかし、今の日本の教育システムでは、それが許されていません。画一化した軌道の上を歩くことがいいことであり、そこから脱落したものは負けであるという風潮がはびこっています。また、不登校の子どもを持つ親も精神的な負担を負っています。大人の社会で考えてみると、今の会社で居場所をなくしてしまっても他の道はない、転職は許されないという状況と同じことです。大人には様々な生き方の選択肢があるのに、子どもたちにはない。本来もっと自由であっていいはずの子どもたちの社会は、実際問題、ものすごく狭い世の中なのが現状です。

 子どもたちを取り巻く環境はもっと自由で、多種多様な選択肢があっていいはずです。自分の個性をさげすむのではなく、認めることが大切です。不登校の子どもたちは自責の念が強い子たちです。自責の念を持つことなく、のびのびと生きる、成長を支える「輪」が重要なのです。

 フリースクールを支援する議員連盟もできました。もっともっとフリースクールが社会で認められるように、活動していくことがこれからの使命です。フリースクールに通う小中学生の通学定期がようやく認められるようになりましたが、高校生は認められません。社会的にも意義があり、ニーズもある。子どもたちが本来持っている潜在能力を引き出す場です。公的支援はありません。支援してくれる企業も少ない状況です。そんな厳しい状況の中、残念ながら潰れていってしまうフリースクールもあります。個性豊かな子どもたちがのびのびと生きる場所を、様々な選択肢を認められる制度と意識改革を、今後の使命として活動していきます。

団体情報

所在地 114 - 0021 東京都 北区岸町1-9-19 コーエイビル
連絡先 03 - 5924 - 0525 / info@freeschoolnetwork.jp
(担当者:松島 裕之)
設立年月日 2001 年 2 月
活動エリア 日本-全国