チャリナビ - Charity NAVI

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団体概要

「働くお母さんたちのお手伝いをしたい」という想いから生まれたNPO法人。育児支援を行うとともに、卒園後のOBキャンプなど子どもの健全育成や地域の中学・高校・大学との連携を図り、職場体験や生徒の研究活動への協力を通して、子育てに対する意識の啓蒙活動を行っています。

チャリプラからのオススメコメント

35年を超える保育所運営の実績を持つひかり。保育ニーズが多様化し、行政だけでは対応しきれない現状に対して、ひかりは愛媛県松山市でその活動をスタートしました。保護者だけではなく、学生のボランティアや卒業生たちが訪れ、ひかりの活動を支えています。子どもたちが豊かな未来を築くために、活躍し続けている団体です。

代表者からのメッセージ

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理事長 森 公夫

 ひかりは、保育園事業を通し、子どもの心身ともに健全な育成と、男女共同参画社会の実現を目指して設立された団体です。

 ひかり保育所が誕生した1970年代は、戦後のベビーブーマーが結婚適齢期を迎え第二次ベビーブームが到来した時期でした。また、女性の家庭観・職業観にも変化が生じ、結婚を境にして専業主婦になるというそれまでの女性の生き方から、現在のような男女共同参画社会へと移行する転換期でもありました。しかし、当時は、まだ結婚退職が一般的であり、小さな乳幼児を他人に託して仕事をする母親に、社会は充分な理解を示してはいない時代でした。そんな世の中でしたから、行政も乳児保育には積極的な取り組みをせず、急激な乳児保育のニーズに対する保育所不足は、一地方だけの問題ではなく日本全体の問題にもなっていたのです。その需要の受け皿として、この時期、「無認可」と呼ばれる民間の保育施設が全国に無数に誕生しました。当時から色々な事業形態がありましたが、多くの施設は、設備や人手の足らざるところを働く人たちが自己犠牲で補いながら、「なんとかして働くお母さんたちのお手伝いをしたい」「子どもたちの心の支えになりたい」という、真面目で熱い思いに満ちた保育施設であったと思います。ひかり保育所もまた、同じ時期に(1973年10月開設)、同じ思いから松山市の一角に生まれました。

 NPO団体として法人化したのは、2001年です。NPO法の趣旨と、ひかり保育所の活動の動機、想いに共通点があると感じ、「ひかり」としてNPO法人となりました。NPO化することで、単なる無認可保育所ではない「ひかり保育所の保育にかける想い」というものを、まわりの人たちにより理解してもらえるようになったと思います。大学や短大などから学生のボランティアにも来てもらえるようになり、行事の際には施設の利用などに便宜をはかっていただけるようにもなりました。

 本来、子どもたちの保育は教育と同じように行政の責任で行うべきものであり、私たちの役割は現実のニーズと行政の対応の間に生じるタイムラグを埋めることだと考えていました。しかし、現在は保育ニーズがあまりにも多様化したため、そのすべてを保育行政の枠の中で受け止めることは不可能になり、その受け皿としてたくさんの民間保育サービス事業が行われるようになっています。それ自体は、子育て中の母親にとって喜ばしいことではあるのですが、民間の事業であれば当然の事ながら経営が最優先されるために、実際に保育されている子どもたちひとりひとりの育ちというよりも、保護者から見えるサービス、保護者に喜ばれるサービスへと偏(かたより)がちになるという懸念もあります。NPOひかりでは、日々の子どもたちとのかかわりが未来に直結しているのだという認識のもと、媚びない保育、本当に子どもたちのためになる保育を目指し、契約やサービスの売買といった考え方とは次元の異なる、保護者と保育者との深い信頼関係に基づいた保育を実践しています。

 また、障がいのある子どもの受け入れもしています。子どもたちは特に意識することなく、自分たちの社会を作り、受け入れ、支え合いながら毎日を健やかに過ごしています。またその姿に導かれて、保護者同士にもわだかまりのない交流が生まれています。健常者にも能力差があるように、得意なことと苦手なことは誰にでもあることです。子どもたちはそれと同じような感覚で、障がいのある子どもたちを受け入れ、その時々の状況によって上手にコミュニケーションをしているのです。

 NPOにはなりましたが、経営そのものには何の変化もありません。公立でもありませんし、社会福祉法人の経営する認可保育所でもありません。公的な補助は充分ではなく、経営にかかる費用のほぼ全額を皆さんにお支払い頂く保育料によって賄っています。現在の問題は、職員の処遇を良くしようとすると、その負担がそのまま保育料に跳ね返ってしまい、保護者負担をおさえようとすれば、職員に過酷な労働を強いることになってしまうことです。保育料を上げることなく、職員の処遇を世間並みに近づけていくための財源の確保。それが、今後のひかりの大きな課題です。そのために、この活動をご理解いただける企業や個人の方々にご支援、ご協力を頂ければと思っております。今では、設立当時に保育していた子どもたちも立派に成長し、折にふれて園に顔を出してくれます。人間関係、心の交流を第一に考えて運営してきたことが保護者や卒園児に支持されているのだと実感できる時です。今後も今までと変わらず、「子どもたちのための保育」を第一にして活動していきたいと考えています。

団体情報

所在地 790 - 0912 愛媛県 松山市畑寺町841-4
連絡先 089 - 977 - 4412 / plakimio@orange.plala.or.jp
(担当者:森 公夫)
設立年月日 1973 年 10 月
活動エリア 日本-愛媛